思考の整理

思考の整理学 外山滋比古さん東大京大で一番読まれた本というキャッチコピーがオビについています。

学ぶことに苦手意識を持っている人。一人で考え混んでしまう人

考え込むと頭が真っ白になってしまう人にとくにおすすめ

・学校はグライダー人間を作り出す訓練所

  音は立てない。自分の力で空に舞い上がることができない。

学校はどこにでも引っ張られるような従順な人間を作り出す。

詰め込み型人間によって新しいことを生み出す人間を生み出すことができない。

グライダー能力は、受動的に知識を得る力 飛行機能力は、自力で物事を発明、発見する力

両方が必要。何を学ぶにも基礎が必要。初めの基礎の部分では習うことは必須。ここがグライダー能力。

そこで外山先生はグライダーにエンジンをつけたらどうだろうか?と提案された。

①集中力を爆発させる「朝」の過ごし方

夜、てこづった仕事が、朝起きてやったら、一瞬でできたという経験はありませんか?

・ブランチにすればいい。食事を摂る前に作業をしてしまう空腹だと集中できる。

ブランチをして、食事後に一眠りして15時くらい起きれば、頭はスッキリして作業できる。

第二の朝を作って、もう一踏ん張りする。工夫次第で1日に2回ブースターを設ける。

集中できない時間もある、思考に適した時間、適していない時間がある。理解した上で1日を過ごすべきだ。

②アイデアを生み出す時間の使い方

アメリカ 諺 見つめる鍋は煮えない。まだかまだかと物事に注意を向けることなく、しばらく放っておく。

考えすぎ、詰めすぎは非効率になる。出るべきものも出なくなる。一晩置いてから鍋の蓋をとってあげればいい。

自分のテーマによっては一晩では短すぎるケースもある。

大きな問題ほど「寝かせる時間」を長く設けるべき。

「寝かせること」は無意識の時間を戦略的に活用することである。

時間が意識を超えたところで私たちを導いてくれる。

果報は寝て待てという諺もあります。

何も考えていない時。DMN デフォルトモードネットワーク。

脳の中の雑然とした情報は、ぼーっとしている時に整理される

思考力を上げる忘却システム

忘れてはいけない、きちんと覚えなきゃと教えられてきた。

人間の頭が倉庫のように扱われてきた。忘れることは怖いことだと教わってきた。

しかし、今はコンピューターが倉庫のようになり、人間には創造性を求められるようになってきた

頭の中は倉庫の役割も果たしつつ、新しいものを生み出す工場の役割も果たすことになってきた。

では、脳内工場の作業効率を上げるためには、普段から倉庫の中を整理しておく必要がある。

余計なものを倉庫に入れず、必要なものを取り込み、いつでも使えるように整理しておく。

そして常時、頭の中に広いスペースを用意しておく。

では、頭の中のスペースを保つために必要なことは「睡眠」という自然忘却システムが必要。

夜悩んでいても、朝起きたら、スッキリしていることがある。でも現代人は睡眠だけでは処理できないほど、

たくさんの情報に触れ、多忙の中に暮らしている。頭の中が散らかった状態で、

新しいものを生み出せと言われたら大変。

だとしたら、自分にとって不必要なものをどんどん忘れていかねばならない。

睡眠にはいらない記憶を削除する一方で記憶を整理しそれを固定する仕組みが備わっている。

しかし、多くの人はこの忘却機能が機能しない。頭の中はカオス状態。

頭の中に何を入れるのか、入れないのか、基準を定める。睡眠の忘却システムが正常に働く生活リズムを作る。

これを思考をするために必要な土台作りになる。

③関わってはいけないタイプの人

考えても考えても解決の糸口が浮かばず、もうダメかもしれないと思い詰めてしまう。

そのような暗示をじぶんにかけてしまうと、できるものもできなくなってしまう。

「きっとうまくいく、私にならできる」と自己暗示かける。息詰まった心に風を入れてみる。

ポジティブに思い込むだけでなく、

・他者も肯定していますか?

  いいところを探して賞賛する。

・自分を肯定してくれる人と付き合っていますか?

  鋭く批評ばかりだと辛くなる。褒められれば勇気づけられる。

「あなたならできる」と言ってくれる人と付き合えばいい。

そうするとイキイキと活発に働き出す。

④自分の思考が活性化される「理想的人間関係」ってなんだろう?

自分の努力だけでなく、関わっている人間によっても左右される。

自分の思考をのびのびと大空をかけるように活性化させるには、自分のことを認めてくれる人、

肯定し、賞賛してくれる人も大事。

これらを聞いて、あなたの答えは何ですか?と、外山先生はとうているのですね。

人間は誰かを通して自分を知る。それが、本だったり、人との出会いなんですね。

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