「思い出すと辛い」心の傷の癒しかた

心の中にいつまでも残っている傷は目には見えない。

体に負った傷なら目に見ることができて、徐々に治ってきたら目で見て確認することもできるけれど、

心の傷は見ることができないですよね

見えない、だけど、確実にずっと胸の中にある傷。あなたはどうやって向き合っていますか?

大きなショックを受けてできる心の傷は、時間が経てば消えてなくなると思いますか?

なくならないですよ。それは皆さんがよーくわかっていることだと思います。

心の傷を奥深くにしまい込んで、さらに見えなくしてしまう。

心の奥底に押し込んでガチガチに固めてしまう。

そして目の前に起きてくる問題をさらに複雑にして生きにくくしてしまう。

すごくここを軽んじているのかもしれません。

こういった傷を癒す必要があります。だけど、どうしたらいいでしょうか?

辛かった出来事を完全に忘れることが傷を癒すことでしょうか?

忘れろと言われて、忘れられたら、こんな楽なことないですよね。それができないから悩んでいる。

カウンセリングでお話を聞いてもらいながら、傷を手放していくことも一つ。

どんどん、紙に書いていくことで、自分の目で見て傷を確認して手放していくことも一つ。

一つずつ受け止めていく気構えがある人は瞑想もいいですね。

いろいろ方法はありますが、でも、一番やってはいけないことがあります。

不用意に友達やあなたの悩みを軽んじる人に話してはいけない。

不用意な言葉をかけられてかえって傷を深めたり、さらに心の奥に押し込めてしまう危険性が高いです。

それを周りの人に漏らされて、居心地の悪い思いをすると、さらに問題が悪化します。

これだけは避けましょう。

苦しい過去を本当に乗り越えることができた時、大きな成長を遂げることになります。

苦しい感情を受け止め、その出来事が起きた意味を理解できて解消して、もうこれはいらない、

もうこの思いをこれ以上味わう必要はないと手放す。これらのことができて、自分の中に空間ができる。

そして、以前より大きな幸せを生み出すことができる。

例え、過去の出来事の中で、自分に酷い目に合わせたと感じる相手がいたとしても、

ずっと「許せない。絶対に許さない」と思っていても、結局、自分自身を苦しめ続けることになります。

相手はそんなことすっかり忘れていますよ。

覚えてもいない相手のことを、いつまでも許せないと思い続けていることほど無駄なことはないですよね。

まずは、自分が傷ついていることを自分自身が認める。

自分や他者、起きた出来事を悔やんだり、責めたり、後悔する気持ちを置いておいて、

ただただ、「自分は傷ついている」という事実のみ、認める。

いくら傷を隠しても、奥底に押し込めても、ないことにしようとしても、時間が解決してくれることもありません。

その証拠に、外からの刺激によって、過去、体験した嫌な感覚がふと出てきます。

これに対して大きく抵抗すればするほど、傷は深まるばかりです。

辛かった出来事をまた体験するかのように、あの時に感情がふっと湧き上がる時があります。

その瞬間にわーっと泣くことができたらそれだけでもスッキリします。

その時に、出てくる感情をありのまま感じる。

ここでまた、あー嫌だ、また、あの時の感情が出てきたと軽んじてこの思いを扱うと、

また、心の奥底に押し込めることになります。

ただ、こういう思いを感じているなぁとしっかりと受け止めてあげることが何よりも必要なのです。

恨みや強い怒り、ネガティブに感じる感情もいい、悪いとジャッジすることなく感じる。

ジャッジとは、いい、悪いと評価すること、これをしない。湧き上がる感情に対して

・その出来事に対する無理な意味づけをしない

 よくあるのが、私を成長させるためにこの出来事があったんだ。で片付けると、これは感情が黙ってないですよ。

感情はまず、受け止めてほしいのです。喜怒哀楽をそのまま受け止めてほしいのです。

それをはい、怒りですね、この怒りが私を成長させてくれるんですね、わかりました、受け取ります。

では、全然、解決していないし、問題を軽んじている。ただ、その時起きた感情を感じる。

おかしいと感じなきゃいけない。何も感じなくなることは恐ろしいこと。

・こうするべきだった。という反省も改善もない解釈 これも解決していない

これもいいとか悪いの判断をしただけで、感情を感じきっていない。ただ、問題のうわっ面を判断しているだけ。

頭で理解した処理の仕方よりもどう感じるか?

「悲しみ」「怒り」「不安」などの感情を素直に感じることに焦点を上げ続ける。

何はともあれ、頭と心の中のアウトプット大事ですよ。

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